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マーケティングテクノロジーを考えるブログ

アプリ開発・アドネットワーク運営を経てWebマーケティング関連サービスの事業化を推進しています。

Google検索がBtoB向けツールになってしまうかもしれない話

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ちょっと前ですが、ガートナーのリサーチで、2019年までに、ブランドを持つ企業の2割がアプリの浸透をあきらめるという見通しがありました。スマホ1台あたりのアプリインストール数が30個台からなかなか伸びない中、そこには選ばれないという結果を受け入れ始めるということなのでしょうか。
そして最近、ブラウザアプリで食べログなどグルメ系アプリやYahoo知恵袋、Yahooニュースを利用していると、けっこうな頻度で「◯◯をアプリで見る」「もっとレビューをアプリで読む」「アプリ限定記事を読む」みたいなリンクが増えている事に気づきます。
 
おそらくWebとアプリのユーザー動向を比較するとリピート利用などの指標で差があり、アプリで使ってもらう方が得策ということなのだと思います。
 
以前よりアプリとWebの利用時間と接触頻度には特徴的な差があり、上の話はどれも理解できる話です。そしてこの差を活かして検索やSNS、キュレーションアプリ内の露出で接触機会を増やし、アプリに誘導するのがエンゲージメントを高める常套手段になりつつあります。
スマホ1台の平均インストールアプリ数は30個台(先日Googleのイベントでも38個と触れられていました)といわれており、多少の入れ替えはあれどほとんどの単一のブランドはアプリとしての浸透は難しい。そして上で例示したYahooなどのアプリはその38個に入っているもしくは当落線上にいるんじゃないかという気がします。
 
インストールするアプリ全体の数が決まっていてその場所を取り合うというのはなんとなくテレビのチャンネルを思い出します。かつてネットは既存のメディアなどに対してオルタナティブな存在でしたが、スマホ時代になり既存メディア以上にメインになってしまった結果、かつてのテレビっぽい場になってしまうというのは興味深いです。
 
そしてメインになるにつれ、ネットサービスやアプリのCMが増え、普通に暮らしていてもこれらサービスと接触する機会が増えてきました。「昔ほど検索しなくなった」とよく言われますが、デバイスの特性やユーザートラッキングの強化以外にもこれら背景が遠因になっているかもしれません。
 
と、前置きが長くなりましたが、要は以前と比べてサービスの出会い方や関係を深める過程で検索の登場が減ってきているんじゃないかということです。
 
じゃあ従来の普通の検索は誰がやるのか?
 
今でもそうですが、今後は今まで以上に仕事や研究、勉強のために情報を必要としている人向けのツールになっていくのかもしれません。今はまだまだ検索されていると思いますが、コンシューマ向けアプリ市場が拡大し38個のアプリそれぞれがAbemaTV級のメガトンアプリになってしまったらちょっとやそっとのことはいちいち検索しなくなっちゃうのではないかと。したとしてもYouTube内の検索とか、アプリのUXとしての検索くらい。
 
10年くらいしたら冗談じゃなく「検索?お父さんが仕事で使ってるやつかー」ってことになるかもしれないですね。そして、そのときに求められるアテンション獲得方法は何か?を考えてみるのもおもしろいですね。何か思いついたらまた紹介したいと思います。